合宿免許中のお酒は飲んでもいいの【結論:教習所次第】
みなさんこんにちは、げんです。「合宿免許中にお酒を飲んでもいいのだろうか?」この疑問を持つ人は少なくありません。特に、お酒好きな人にとっては、2週間ほどにわたる合宿中の飲酒の可否は気になりますよね。
結論から言うと、合宿免許中の飲酒の可否は教習所のルールによって異なります。
今回の記事では、実際に鳥取県での合宿免許に参加した僕が、合宿中の飲酒の可否についてさまざまな観点から徹底解説していきます!
この記事を読み終わる頃には、あなたは以下のことを理解しているでしょう!
- 合宿免許中の飲酒に関する一般的なルール
- 教習所が飲酒を禁止する理由
- 教習所によって異なる、飲酒に関するルール
- 飲酒が許可される場合の注意点
- 飲酒が禁止される場合の対処法
- 合宿免許中の飲酒がもたらすリスク
- 法的観点から見た合宿免許中の飲酒について
では、詳しく見ていきましょう。
結論:お酒の飲酒の可否は教習所による!基本的にある程度の制限がある
合宿免許中の飲酒の可否は教習所次第で、完全に禁止しているところと制限付きで許可しているところの2パターンあります。ちなみに、合宿免許中の飲酒の可否は法律で定められたものではなく、各教習所が独自に定めた規則です。
一般的に、飲酒の可否は以下の2パターンです。
- 完全禁酒:
合宿期間中の飲酒を完全に禁止しています。これは寮内だけでなく、外出時も含めた24時間の禁酒という意味です。 - 制限付き飲酒:
一部の教習所では、自由時間や外出中のみな特定の制限付きで飲酒を許可しているところもあります。
しかし、ほとんどの教習所が何らかの形で飲酒を制限しているというのは驚きですよね。では、なぜ多くの教習所がこのような規則を設けているのでしょうか?
なぜ教習所では飲酒が制限されているのか?【飲酒を制限する理由】
教習所が飲酒を禁止または制限するのには複数の理由があります。
安全に技能教習を行うため
実際に車を運転する技能教習には、集中力と体力が必要ですが、アルコールはこれらの能力を低下させ事故を起こすリスクを大幅に高めます。公道での酒気帯び運転はもちろん違法なので論外ですが、教習所という私有地内では一応法律違反ではありません。とは言ってもお酒が残った状態での運転は絶対に控えましょう。
学習効率を上げ、学科試験や効果測定に合格させるため
アルコールは記憶力や集中力に悪影響を及ぼす可能性があるため、学科試験や効果測定の合格に悪影響を及ぼす可能性があります。教習所としてもなるべく早く教習生を卒業させるために飲酒を制限する必要があるのです。
教習所や宿泊先の風気や治安を保つため
合宿免許は集団生活でもあるため、飲酒による騒音や迷惑行為などで他の教習生へ迷惑がかかることのないようにするという意図もあります。
教習生がなるべく良い健康状態を保つため
連日の教習をこなすためには、十分な睡眠と体調管理が欠かせません。飲酒は睡眠の質を低下させ、翌日の体調不良や事故などにつながる可能性があります。飲酒の制限には教習生の健康状態を守るという意図もあります。
これらの理由から、多くの教習所では飲酒を禁止または制限しています。しかし、全ての教習所が同じ方針を取っているわけではありません。
教習所によって飲酒に関する規則は違う!
前述の通り、合宿免許中の飲酒に関する規則は教習所によって異なります。ここでは、いくつかの実例を見てみましょう。
飲酒に関する規則は、完全禁酒のパターンと、制限付きでOKなパターンの2種類です。
完全禁酒のパターン
合宿免許ナビでは、合宿免許の規約に明確に飲酒禁止が記載されています。違反した場合は強制退校となり、即時帰宅処分となる可能性があります。
第13条 教習生遵守事項
参加者は学校が定める校則・寮則を遵守し、学校内外あるいは宿舎等において、他人に迷惑となる行為及び社会の公序良俗に反する行為をしてはならない。特に飲酒・酒気帯び運転、暴力行為は厳禁とする。参加者は、教習又は合宿生活において相談や苦情があるときは、合宿担当者又は学校長に申し出るものとする。
https://www.car-license.co.jp/company/agreement.html#:~:text=特に飲酒・酒気帯び運転,に申し出るものとする%E3%80%82
制限付きで飲酒OKなパターン
教習所によっては、寮外での飲酒や休日や特定の時間帯に限るなどの制限付きで飲酒を許可しているところもあります。基本的には、翌日の教習に飲酒の影響がないことが条件です。
例えば、静岡県の西部自動車学校では合宿免許についての規則で、寮内での飲酒は禁止していますが両外での飲酒は明確に禁止しているわけではないようです。
合宿免許についての校則・寮規則
●寮の建物・器物を破損しないこと。
https://www.kenseibu.co.jp/gasshuku.html
●寮内では飲酒しないこと。
●喫煙は定められた場所ですること。尚、未成年者の喫煙は法律で禁止されています。
●他の教習生・指導員・職員に対して乱暴な言動をしないこと。
●無断外泊しないこと。また寮内へ異性を入れない・入らないこと。
飲酒に関しての方針は教習所によって千差万別で、厳しかったり緩かったりさまざまです。そのため、気になる方は合宿免許に参加する前に各Webで確認してみてください。利用規約などの項目に書かれていることが多いです。
また、たとえ飲酒が許可されている教習所であっても、節度を持って行動することを忘れないようにしましょう。
合宿免許中に飲酒する際の注意点
教習所のルールで飲酒が許可されている場合でも、飲酒する際に注意しておくべきことを紹介します。
飲みすぎない
飲酒が許可されている場合でも、翌日の教習に影響が出ないよう、適量を守り飲みすぎないようにしましょう。個人の体質や体調によっても異なりますが、一般的には550mlのビール1缶を飲んだ場合だと4〜5時間ほど経てば抜けるとされています。
時間を考えて飲む
夕食時や就寝前など、翌日にもお酒が残る可能性のある時間帯に飲酒することは避けましょう。また、講習直前の飲酒などは絶対に避けるべきです。
他の教習生に配慮して飲む
騒音や迷惑行為につながる可能性のある過度な飲酒は避けましょう。他の教習生の勉強や睡眠の妨げにならないよう、周囲への配慮を忘れずに飲むようにしましょう。
飲酒後十分に水を飲むなどのアフターケアや体調管理をしっかりする
飲酒後は十分に水分補給したり、しっかり睡眠時間を取るなどの体調管理を行うようにしましょう。翌日の体調に影響が出ないよう、気をつけてください。
自分で飲める量をしっかり把握しておく
お酒は同じ量を飲んでも、個人によってアルコールの回り具合は全然違います。あらかじめ自分がどれだけお酒を飲めるかをしっかり把握しておくようにしましょう。また、自身のアルコール耐性を過信せず、合宿免許中は慎重に飲むようにしましょう
飲酒が禁止されているがどうしてもお酒を飲みたい人へ
飲酒が禁止されているがどうしてもお酒を飲みたい人への対処法をご紹介します。
どうしても飲みたい場合ノンアルコール飲料を飲むことをオススメします。この記事を読んでいる方は僕と同じ大学生が多いと思いますが、普通の飲み会でなくノンアルの飲み会も意外とテンション上がって楽しいのでオススメです!
合宿免許中の飲酒に関する法律 飲酒運転に関する罰則は厳しい
合宿免許中の飲酒に関しては、直接的に規制する法律は存在しませんが、酒気を帯びながら運転するという飲酒運転という行為自体は道路交通法で明確に禁止されています。ここでは少しだけ飲酒運転に関する法律を紹介しておきます。
道路交通法第65条において飲酒運転は禁止されている
飲酒運転は、道路交通法第65条において明確に禁止されています。
(酒気帯び運転等の禁止)
第六十五条 何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。2 何人も、酒気を帯びている者で、前項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがあるものに対し、車両等を提供してはならない。
3 何人も、第一項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない。
4 何人も、車両の運転者が酒気を帯びていることを知りながら、当該運転者に対し、当該車両を運転して自己を運送することを要求し、又は依頼して、当該運転者が第一項の規定に違反して運転する車両に同乗してはならない。
道路交通法
上記の道路交通法に記述されていることをまとめると、酒気を帯びながらの運転は運転者だけでなく、車両を提供した人、酒を勧めた人、同乗した人の全てが罰せられます。
合宽免許中は実際の道路で運転する機会もあるため、この法律を常に意識して破らないようにする必要があります。
また、場内教習(私有地内)に関しての酒気帯び運転を直接的に禁止するものはありませんが、安全性確保や社会的責任の観点から、教習所が飲酒を制限する形になっています。
合宿免許を成功させるためのアドバイス!
合宿免許を成功させるためには、飲酒だけでなく、総合的な生活習慣の管理が重要です。以下に、合宿免許を成功させるための生活習慣のアドバイスをまとめました。
毎晩規則正しい睡眠をとる
- 毎日同じ時間に就寝・起床する
- 7-8時間の睡眠を確保する
- 就寝前のスマートフォン使用を控える
適度に運動する
- 軽いストレッチや散歩を日課にする
- 座りっぱなしの時間を減らす
- 教習の合間などに軽い伸びや体操をする
ストレス対策をする
- 深呼吸や瞑想を行う
- 趣味の時間を作る
- 友達とコミュニケーションを取る
効果的な学科、技能、検定の勉強方法
- 復習の時間を確保する
- 分からないところはすぐに質問する
- 友達と教え合いをする時間を作る
よくある質問
最後に、よくある質問をまとめました。
Q1: 合宿免許中、技能教習前に少量ならアルコールを飲んでも大丈夫ですか?
A.絶対ダメです。重大な事故の原因となるので、技能教習中に酒気が残る可能性のある飲酒は絶対に控えましょう。
Q2: 合宿免許中の飲酒がばれたらどうなりますか?
A.教習所のルールによりますが、完全に飲酒が禁止されている教習所では即時退所処分となり、合宿費用も返金されず、法的責任を問われる可能性もあります。制限付きで飲酒が許可されている教習所では、ルールを守っていれば問題ありませんが、ルールを破った飲酒であった場合は同様に即時退所処分の可能性が高いでしょう。
Q3: 合宿免許中にアルコール検査などはありますか?
A.基本的に実車教習の前に、教習生のアルコール濃度を検査したりすることはありません。ただ、お酒が残っている場合、酒臭さや挙動などから酒気を帯びていることが発覚することが多く、後述する体験談でもお酒を飲んでいることが呼気のアルコール臭からバレてしまったようです。
最後に、飲酒禁止の教習所での合宿免許中に実際にお酒を飲んでしまった方の体験談をご紹介します。
飲酒禁止の教習所での合宿免許中に実際にお酒を飲んでしまった方の体験談
僕は21歳の大学生です。3ヶ月ほど前、地方の教習所で2週間の合宿免許に参加しました。この体験談は、私が実際に合宿免許中にお酒を飲んでどうなったかということを知ってもらいたいと思って書きました。
合宿が始まった日、教習所のスタッフから厳しい口調で規則の説明がありました。その中で最も強調されていたのが「飲酒の禁止」でした。外出時も含めて24時間、一切のアルコール摂取が禁止されており、違反した場合は即時帰宅処分になると言われました。
最初の1週間は教習も順調に進みました。しかし、毎日の学科教習の詰め込みと実技教習で、徐々に疲労が蓄積していきました。夜も緊張からか眠りが浅く、日に日に疲れが溜まっていくのを感じていました。
合宿2週目の金曜日に、同じ部屋の友達から誘われて外出しました。居酒屋に入り、最初はソフトドリンクを飲んでいたのですが、周りの雰囲気に流されて「少しぐらいなら大丈夫だろう」と思い、友達の制止を押し切り、ビールを1杯注文してしまいました。
その1杯が2杯、3杯と増えていき、気がつけば楽しく飲んでいました。その時は「バレなければ大丈夫」という甘い考えでした。
翌朝、二日酔いで体調が悪いまま教習所に向かいました。しかし、教官にまだアルコールが残っていることが見抜かれてしまいました。呼気からアルコール臭がするということで、すぐに事務所に連れて行かれました。
そこで厳しい叱責を受け、即日帰宅を言い渡されました。払い戻しは一切なく、2週間の時間と多額の費用が無駄になってしまいました。
帰宅後、自分の軽率な行動を深く後悔しました。免許が取得できなかったということだけでなく、合宿免許費用を出してくれた親にも迷惑をかけてしまいました。また、同じ部屋の友達も連帯責任で厳重注意を受けたと後で知り、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
強制退校から3ヶ月後、今度は規則を守り、別の教習所で無事に免許を取得することができました。合宿免許に参加される方々には、僕の失敗を教訓にして、規則を守り無事に免許を取得してほしいと思います。僕のように一瞬の気の緩みで多くのものを失わないようにしてください。
まとめ 合宿免許中の飲酒は教習所のルール次第!
合宿免許中の飲酒は、教習所のルール次第で、完全に飲酒禁止なところと、制限付きで飲酒OKなところの2パターンあります。
また、路上教習時に酒気を帯びているのは明確な法律違反であり、事故を避けるために絶対に避けるべきです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!これから合宿免許に行く方は頑張ってください!皆さんに楽しいカーライフがありますように!
イナバ自動車学校の免許合宿行ってみたらヤバかった・・・
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